飼い主が新型コロナに罹りました【症状、猫への対応】
こんにちは、あやコマです。
今流行りの新型コロナに罹ってしまいましたよ。
新型コロナが流行りたて当初は、猫にも感染するという情報もあったりして、猫にうつさないか心配しながら過ごしました。
症状は初期に流行った数年前に比べると、ウイルスが弱毒化してマイルドになってきているということですが、罹った人間は結構大変でした。
そこで、私に発症した症状と猫への対応で気をつけた事、準備しておくと良いことなどを共有します。
一般的にどんな症状が出るかは人それぞれみたいで、私はどちらかというとしんどい方?かな、と思うので、どんな症状が出るか先にわかっていれば、転ばぬ先の杖で対策も考えられるかもしれません。
罹らないに越したことはないのですが、まだ感染されてなくて、猫と同居されている方にとって参考になればと思い、私の場合について紹介します。
コロナ感染
感染経路と発症までの期間
私の場合は、家庭内感染です。
私は一人暮らしなのですが、実家に行った時に弟が罹っていたようで、母が発症してコロナと判明。そこから私と父も発症したのでした。
濃厚接触から1〜3日くらいで発症です。
発症してすぐは、まだ動けます。なので、これはやばいぞ!と感じたら、すぐに受診か、高熱や病床に必要なものを動ける内に揃えておくと良いです。
症状
最初、38.5度くらいの高熱が出ます。発症した時は、熱だけで鼻水や咳や喉の痛みもなく、「これは、ただの熱じゃないか」と思うくらいで、風邪のような症状は出ませんでした。
この39度近い高熱は4〜6日ほど続きます。
途中で、下がったこともあるのですが、下がったかと思えばまた上がる。
そして、発症して2、3日経った頃に、強烈な喉の痛みが出てきます。
最初は、透明で弾力のあるゼリーのような痰だったのが急に緑色になり、「あ、これやばいやつ」と思ってしばらくすると黄色い炎症の味のする痰になりました。そして喉の痛みが出てきます。
この喉の痛みは本当に強烈です。
唾を飲むのも一苦労です。
水も飲むのも大変な作業です。
嚥下の時に粘膜同士がくっつくとものすごく痛みが出るので、唾を飲むのも大変なのです。
想像してみてください。
人差し指と親指の腹の皮がズルムケで真皮が出ている状態で、親指と人差し指をくっつけると、、、、。
痛いでしょ。それが喉で起きているような感じです。
(わかりずらい?!)
この喉の痛みは、5日間は続きました。
喉の痛みを我慢して薬を飲むのですが、顔をしかめて気合入れて飲まないと薬を飲めないので、眉間に深い皺が入らないように眉間を手で押さえながら皺にならないように服薬しました。
喉が痛いから、なるべく唾も飲みたくないし、痰と一緒に唾も出してました。
近くに痰を吐ける小さいゴミ箱を置いておくと便利です。
喉の痛みは、痛み止めが効きません(私の場合は)。しかし、全然飲まないよりは飲んでいた方が良いので、出された薬は飲んだほうが良いでしょう。
こんなに喉だけピンポイントに痛いのは初めてです。
痛いのはもちろん、声帯も腫れていたのでしょう、声が出ません。
本当に喉だけものすごく痛かったです。鼻水は全然出ません。気管支も大丈夫でした。
この喉の痛みは、強烈な状態が続いたのちに、徐々に緩やかになっていきます。そして、スッとなくなります。
熱が下がり、喉が落ち着いてくるのに1週間くらい。その後、37.5度くらいの微熱が続きます。
10日目くらいには良くなり、痰が出るので咳払いする感じです。
隔離期間は、現時点(R4.8月末)で発症から10日間。
なかなか症状を解った隔離期間だな、と実感しました。
準備しておくとよかったもの
・小さいゴミ箱
とにかく唾を飲むのも大変なので、痰を出すついでに唾も出してしまった方が楽なので、唾を吐ける入れ物なんかがあると良いです。ゴミ袋に小さいポリ袋を被せて、痰を包んだティッシュ専門の小さいゴミ箱に唾も入れてしまえばOK!
・アイスノン
熱が出るので、あると心地よく寝れます。
・痛み止め
発症してしまうと、動きたくても動けません。常備薬として持っておくと、対処できるかもしれません。
・メモ帳
家族がいる場合は、筆談するのにあると便利です。本当にしゃべれなくなりますので。
猫への対応
一番この記事のメインどころとなる猫への対応なのですが、「近づかないようにする」!
これだけです。
家族など人間が複数人いれば、人間と隔離するついでに猫も隔離すると良いのだと思うのですが。
私のように一人暮らしの場合は、ご飯や猫トイレを放置するわけにはいきません。
なので、極力猫に近づかない、排出したもの(痰とか、鼻水とか)に近寄らせない、といったところです。
猫の方も空気を読んで、これは近寄ってはいけないな、と察していたように思います。
しかし、一緒に居てくれる子も居て、心を鬼に、極力距離をとりました。
モフらない、猫吸わない、いつも通り世話はしっかりする!
おまけ
費用とか、受診とか
病院でかかる費用は、普通に診療代がかかります。
コロナの陽性だった場合、検査代が病院で無料になりますが、処置代や初診料やら等は費用がかかります。
そして、陽性だった場合、公費が適応され、処方される薬は無料になります。
オンライン診療
高熱すぎて動けないし、病院に行けない場合はオンライン診療も切り札です。
時代は進みましたね。
しかし、私が罹った時期は第7波の真っ最中。毎日20万人くらいの方が陽性になったと報道されている毎日。そんな中、オンライン診療を予約しようと思っても、その日は全部予約で埋まっており、オンライン受診ができない。
一所懸命もっと探せばあったのかもしれませんが、そんなに探す気力もなく。
保健所にオンライン診療がある病院を聞こうと、専門ダイヤルに声が出ないところを電話して問い合わせしましたが、声が聞き取れなかったのか、実際に病院に行かないと診てもらえない近所の病院ばかりを紹介されました。
オンライン受診をできるところ!とゴリ押ししたのですが、どこがオンライン受診対応か保健所も把握していないようでした(私が当たった担当者は)。
日頃、健康だと病院にかかることもなく、かかりつけの病院を持つこともないのですが、一回でも行っていると、診てもらえる場合もあるかもしれないので、無理に行く必要はないですが、目星はつけておいた方がいいかもしれません。
コロナに罹って考えたこと
猫のこと
一番は猫にうつさないようにしないと!ということです。この喉の痛みと同じことが猫に起こったと考えたら気が気じゃありません。
幸い、病床中から回復した現在に至るまで猫たちに異常はなく、うつす事なく過ごせたかな、と考えています。
人の痛みを知る、良い休養
また、コロナに罹って大変ではあったのですが、罹った人の気持ちを理解できる人間になりました。
これまでは、「ただの風邪だ!気合で頑張れ!」みたいな意見を持っていたのですが、新型コロナはただの風邪ではありませんでした(笑)。
あと、今回、コロナで10日間ほど仕事も休んで、ずーっと苦しんだり寝てたのですが、疲れを取ることができたみたいで、ずっと痛かった首の痛みや肩こりが緩和されました。
そんなにこん詰めて働いていた訳ではないのですが、いろいろ疲れが溜まっていたようです。
疲れを取る良い機会となりました。
創薬への応用w
今回の新型コロナは、喉にピンポイントにサイトカインストリーム(痛み等を発する体内物質が一気に産生される)が発生しました。
流行が始まった当初は、これが全身で起こる可能性があったとのことですので、考えると恐ろしいです。
本当に喉だけで、ビックリするほどピンポイント!
これは、初期の頃のウイルスと弱毒化したしたウイルスの遺伝子なりの違いを調べて、喉の疾患に効くような薬が作れるんじゃないか、あるいは、このウイルスが利用できるんじゃないかと考えましたw。
これほどまでに喉にターゲッティングができるのであれば、ベクター的なものとか創薬に転換できれば、今回の苦しかった喉の痛みもうかばれますw。
最後に
新型コロナが出回り始めた当初は、得体の知れない、なんか危ないウイルスが全世界的にやばいよ!な感じで、結構他人事だったのですが、やはり当事者になれば考えが変わります。
自分が健康で居るということは、自分にとっても幸せなことですし、猫にとっても同様です。
猫が健康でも、自分が不健康ではダメです。
今回の新型コロナに罹ったことで、自分のためにも、猫のためにも、今後は体調管理をちゃんとしようと思ったきっかけにもなりました。
また、無理していないようでちょっと無理をしていたのかも知れません。
猫のように脱力する、本気で休むこともちゃんと考えないとな、とも感じました。
そして、病気になった私を、そんなの関係なく、いつも通りに見つめてくる猫。
一緒に遊ぼう、ご飯まだ?、楽しいね!と投げかけてくれます。
人間は、病人のことを、病気だ!感染る!と罵ったり、距離を置いたり、時にバイキン扱いします。
猫はそんな偏見は一切ありません。
好きな人のことは、いつも通り好きなのです。
その人がどんな状態であろうと、好きなのです。
そんな純粋な猫の瞳に癒され、ますます猫に感謝した新型コロナ感染期間でした。
皆様も、お気をつけください。
参考になれば、幸いです。
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