猫の怪我の傷がものすごく化膿した時の話【獣医師に聞いた対処法】
こんにちは、あやコマです。
今回は、傷が化膿してしまった猫ことについて書いてみます。
以前に、うちに来ている野良猫が喧嘩で怪我をしてしまい、腰のあたりに10cm大ほどの大きなコブが出来て悪臭を放っていました。
私以外の人間に慣れていない子だったので、病院に連れて行くのも難しかったため、かかりつけの獣医の先生に状況を説明して、対処方法を伝授してもらいました。
猫を飼っている方、野良猫と交流のある方にとって参考になればと思います。
※病院に連れて行けるなら、連れて行ってあげてください。
化膿しているときの猫の臭い
これをご覧になっている方で、死にかけ、あるいは死んだ猫の臭いを嗅いだことはありますでしょうか。
猫の傷が膿んでいる場合は、そんな臭いがします。
そんな臭い嗅いだことないよ!という方は、自分が怪我をして膿んだ時、傷やカサブタを押したら白〜黄色みがかった膿が出て来ることがあるのですが、その臭いを嗅いだことがありますでしょうか。
膿んでいる猫からは、それをもっとキツくした膿の臭いがします。
猫は、枯れ草や太陽の匂い、その子特有の良い香りがしますが、傷を追っていると、明らかにいつもと違う臭いがします。
化膿が進行していると、かなり強烈なツンとした臭いがするので、普段、鼻がそんなに効かない方でもわかるレベルの臭いだと思います。
猫の小さい傷は、見た目でわかりにくい
猫の喧嘩は、咬みつきや引っかきによる攻撃で、爪や牙が細く鋭いので、傷自体はそんなに派手で大きなものにはならないことが多いです。
そして、もふもふなので傷を負っているかどうかは、見た目にわかりにくく、触ってみることで傷があることに気づくことが多いです。
うちに来ている黒猫の話
うちの近所の野良猫である黒猫が居て、今では寝食を共にするほど仲良くなりました。
その子は、腰をトントンすると喜ぶので、いつも通りトントンしてあげようとしたところ、ある日、とても嫌がって触らせも寄せ付けもしなくなりました。
そんな気分なのかな、と思いながら、2日後くらい。
腰のあたりに、ものすごい熱を持っていて、ちょっとしんどそうにしています。
しかし、腰のあたりに触れようとしたら嫌がるし、見た目はなんともなさそうなので、しばらく様子を見ていました。
そしたら、その数日後。
その黒猫がやってきた時、なんか死にかけの猫の臭いがするのです。
これは、放っておくとやばいやつだ、となんとなくわかりました。
見ると、腰のあたりに10cm大の大きなコブが出来ていました。
ちょっと抑えて、コブがあるあたりの毛を掻き分けてみると、咬み跡のカサブタがありました。
そして、そこから膿が漏れていました。
やばい臭いは、その膿でした。
これは膿を出してあげないと!と思うのですが。
痛がって触らせてくれません。
しかし、心を鬼にして抑えつけ、可能な限り膿を出してやったのですが、その膿、海の如く、ずっと出続けます。
なかなか治らず、日に日に弱っていく感じもあって、かかりつけの獣医の先生に相談に行きました。
化膿の原因菌は嫌気性菌
猫の爪や牙に付いている化膿を起こす菌は、嫌気性菌と呼ばれる種類のもので、その名の通り空気を嫌い、空気に触れない状態だと増えていく菌です。
空気に触れると死滅します。
なので、傷が塞がっていると悪化するので、傷を開くことで治りが早くなります。
人間も同様で、私が猫に噛まれた時の話は、こちら
獣医師から教わった対処方法
野良なので暴れて病院に連れて行けないので、私に2つの対処方法を教えてくれました。
まずは、「注射器で傷の部分に抗生剤を打つ」です。
注射器渡すから、できる?と言われてのですが。
無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理!!
もう一つは、「カサブタをはいで、抗生物質を飲ませる」。
これなら、なんとかできる。
先生は、1日分の抗生剤を出してくれて、それで様子を見てみて、と。
帰って早々、黒猫を抑えつけ、カサブタをはいで、抗生物質を飲ませました。
可能な限り、漏れ出る膿は、水で濡らしたティッシュで拭き取ったり押し出したりしました。
数日後、何もなかったかのように元気になり、ご飯と一緒に遊ぼうと催促するようになりました。
抗生物質ってすごいな。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私の経験を踏まえ、化膿した傷を持つ猫のエピソードについて紹介しました。
猫は、元々自然治癒力が高く、放っておいても大丈夫なのかもしれません。
しかし、縁あって仲良くなり、傷の手当で手伝えることがあるならやってあげたいな、と思うのです。
もちろん、自分勝手にやってしまうと悪化する可能性があるので、獣医師のご指導を仰ぐことは大事です。
野良猫なので、どこまでするか、という線引きもあると思います。
一症例として、参考になれば幸いです。
ではでは。
おまけ
猫は、傷を塞ぐとよくないことを知っているのでしょうか。
黒猫とは別に、もう1匹キジトラのオスもうちにきています。
その子は、腕をよく怪我するのですが、カサブタが出来ても、しばらくすると剥がしてしまいます。
怪我の様子の動画が↓
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