猫の歯石をとる液体歯磨きについて調べてみた【マウスクリーナー】
こんにちは、あやコマです。
さて、今回は、飲み水に混ぜるペットの歯石クリーナーについて調べたことを共有します。
飲むだけで歯石が予防できるとは、どのようなメカニズムなのだろう、と私の専門が薬学なのもあって、気になりました。
歯石予防等について検討されている方、ペット用のデンタルクリーナーがどんなものなのか気になる方にとって参考になれば幸いです。
猫の歯石、うちの子たちの現状
愛猫コマには、歯石の傾向はみられないのですが、うちに来ている老野良猫たちは、日々の抗争で牙が折れていたり、今までの食の関係で歯石らしきものがみられます。
一番年上と思われる黒猫のクロは、綺麗な歯をしていますが、もう1匹のKJ(キジトラ)は、4本とも牙が折れており、歯肉炎がみられ、口臭もものすごく、歯槽膿漏になっているようです。
猫に歯石があることで起こる健康への影響
猫は、人間よりも、口の中のphが高い(アルカリ性)なので、虫歯菌が生息できず、虫歯にはなりにくいとのことです。
猫との暮らし大百科より
そこで、猫にとって問題になるのが歯周病。
これは、歯石が付くことで歯周病を引き起こすそうです。
歯周病
↓
歯茎が炎症(健康な状態でなくなるので、抵抗力が落ちて細菌発生)
↓
バリアが破綻した炎症部分から細菌が体に入って全身をめぐる
↓
内臓に影響することがある
ということで、歯から体の病気に発展する場合があるとのことです。
人間も同様ですね。
猫の歯石を取るマウスクリーナー
それでは本題、市販されているマウスクリーナーの成分についてみてみましょう。
今回調べたのは、KPSマウスクリーナー
・KPSマウスクリーナーの商品情報
原材料名 蒸留水、天然レッドビート抽出液、亜鉛、ビタミンB、グリセリン
原産国 米国
順に成分とその効果についてみて考えてみました。
<蒸留水>
水を沸騰させて水蒸気にしたものを冷やして液体に戻した純粋。
不純物が入っていない水。
効果:溶媒
<天然レッドビート抽出液>
レッドビートは、ロシア料理で使用されるボルシチに入っている、赤いカブみたいなやつです。
HP(http://www.kps-net.co.jp/products/1127.html)⇦現在リンク切れ
にもありますが、レッドビートはビタミン剤として使用されていて、含まれるビタミンCが天然の防腐剤として添加しているとのことです。
効果:防腐剤
<亜鉛>
歯石の原因となる口の中のカルシウム(イオン)が歯石にならいようにする。
フッ素は有名だけど、亜鉛も同様に効果があるそうです。
効果:歯石除去、歯石を作らせない
<ビタミンB>
Bの何(1?、2?6?12?)かはわかりませんが、B群なのでしょう。
ビタミンB1は、日持ち向上剤として使用されることもあるので、そのためかな。
効果:日持ち向上剤?
<グリセリン>
甘味をつけたり、保存剤や安定剤として使用される添加物。
効果:安定剤
ちゃんと効果があるようです。
抜けた歯ですが、歯石がついた歯を浸していると、歯石がポロポロ落ちた、と報告されているブログがありました。
猫の歯石を除去する方法やグッズ
物理的に除去することが一番の近道なのですが、動物病院でやってもらう必要があり、全身麻酔が必要だったり、野良たちにとっては現実的に難しいです。
また、物理的な除去でいうと、猫に歯磨きをして、日々、歯石がつかないようにするのも一つの手ですが、家猫ちゃんでも歯磨きは拒む子も多いのではないかと思います。
YouTubeで、歯磨きをしている猫ちゃんがいますが、本当に偉いな、と思います。
指を食べられないかちょっと心配w
チャオチュールに続く、手からあげる系の歯磨きグッズ。
映えるかもしれません。
やはり、歯磨きは現実的でない、ということであれば、遊びながら物理的除去が期待できるおもちゃでしょう!
まとめ
歯石をとるマウスクリーナーについて調べたことを共有しました。
実際に使用はしていなくて、実際のところの情報を提供できなくて恐縮なのですが、まずは調べてから!
天然成分を使用していて、無駄に変なものだったり、毒になりそうなものは入っていないので問題なさそうなのです。
が、問題は、液を溶かした水を猫たちが飲んでくれるか、です。
お家猫であれば、飲む水が決まっているので、継続的な使用で歯石の予防の効果が期待できます。
ウチの場合、一番飲んでもらいたい野良たちは、よそで水を飲むことがほとんどなので、液入りの水を飲んでくれるかどうかは不明です。
導入した暁には、また記事を書こうと思います!
ということで、参考になれば幸いです。