子猫用粉ミルクの準備、作り方と飲ませ方、注意点について
子猫を保護し、いざ哺乳をさせるとなった時、必要なもの、やるべき事と注意点がいくつかあります。
この記事では、生後約2週間くらいの子猫を保護した経験から、猫用粉ミルクの与えるまでの準備、与え方、片付けについて知っておくと役に立つことを説明していきます。
年齢週ごとの目安の与える量や体重の推移について別の記事で紹介しますので、そちらも参考にしてみてください。
準備ー哺乳瓶の吸口作り、哺乳瓶の消毒
あまりに小さい子だったらスポイトや注射器でも良いかもしれませんが、経験上、スポイトや注射器は、出す量が難しいです。力加減を間違えて出しすぎてしまったりするので、哺乳瓶をお勧めします。
哺乳瓶の吸口(すいくち)を作る
購入された哺乳瓶の吸口は穴が空いていません。
ハサミで先端を切る必要があります。
先端にに×印を作るように切り込みを入れます。
ほんの少し穴が開く程度に先端を切ってしまうのもありですが、本当に加減が難しいです。
穴が大きすぎると、それはもうストローです。
加減が難しいのですが、最初は、ほんの少しの穴から開けてみて、吸口の先を指でつまむとミルクが出てくるか、哺乳瓶を逆さにしたときに1滴1滴出る程度に調整してみてください
哺乳瓶の消毒
哺乳瓶は、使用前には煮沸消毒かミルトンのような消毒をしておきます。
まだ免疫の少ない子猫は、雑菌で下痢を起こすことがあります。
下痢にさせないためにも、消毒は大事です
子猫用のミルク作る
メーカーによって粉とお湯の量が異なる場合があるので、粉の分量は粉ミルクの注意書きにある量を守るようにしてください。
<注意点>
・作り置きはダメ!余ったら捨てる!
→雑菌が繁殖するので、都度作りましょう。
※面倒かもしれないけど、この記事を見ているあなたならできる!
・水分量を間違えると下痢することがあります。
→温度が低すぎても、体温が下がって下すことがあるようです。
・哺乳瓶の衛生管理もきちんと。
→哺乳瓶の煮沸消毒等は毎回お忘れなく。
※親猫のお乳は、地面についたりしてて、決して衛生的かというと、、、。
親猫は授乳の前に綺麗にしてるのかも!ですし、親猫から出てくる母乳は雑菌混ざっていません!
ミルクの飲ませ方
子猫は親猫のお乳を写真にあるように吸います。
なので、下記写真のような体勢が良いです。
仰向けだと、気管に入ってしまうことがあるようです。
<ポイント>
・吸口を乳首と認識してくれない時
吸口のゴム臭が原因なのか、吸口を乳首と認識してくれないことがあります。
子猫は、親猫の暖かいお腹に乳があることを知っています。
手で撫でる時、腕に抱いた時、その子は手や腕に向かって顔(鼻)をこすりつけてきて、お乳を探そうとする仕草をしませんか。
私の場合、手の指の間に吸口を挟んで、授乳しました。
手の暖かさで、乳首まで誘導しました。
吸口は消耗品です。しばらくすると歯が生えてきて、吸口が広がってきたり、噛みちぎることがあるので、古くなりかけたら新しい吸口に変えてください。
スペアのみも販売しています。
片付け
哺乳瓶の洗浄です。
哺乳瓶、吸口、吸口と哺乳瓶を固定するやつ。
<やり方>
・煮沸消毒
→哺乳瓶を洗ったあと、たっぷり目のお湯でまとめて鍋で煮ます(沸騰して3〜5分くらい)。
※火傷に気をつけて。
<注意点>
吸口はゴム製なので、大体鍋の中では浮きますが、鍋壁や底の熱で溶けて変形しないように注意。
・ミルトン
→哺乳瓶を洗って、つけ置きです。
※使い方の説明をよく読み、記載の通り使用しましょう。
私の場合、毎回煮沸消毒していましが、今思えばミルトンも楽で良かったのかな、と思います。
が、次亜塩素酸Naの消毒液(プールの消毒の成分)なので、しばらくおけば飛ぶと思いますが、敏感な猫は気になる子もいるかもしれません。
まとめ
子猫用粉ミルクの準備、作り方と飲ませ方、注意点をまとめます。
以上となります。
年齢週ごとの目安の与える量や体重の推移について別の記事で紹介しますので、そちらも参考にしてみてください。
授乳は大変な仕事です。
しかし、授乳のたびに、あなたの愛情が子猫に伝わっています。
子猫は、あなたのことが大好きです。
大丈夫!できる!
この記事を読んでいるあなたは、もうできる!