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除湿剤の液がこぼれた上に放置してしまった押し入れの回復作戦!

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除湿剤の液がこぼれた上に放置してしまった押し入れの回復作戦!

こんにちは。うちの猫は、押し入れによく入ります。

そして、よその猫が来た時は押し入れに逃げます。

勢いよく押し入れに入った際に、水取りぞうさんを踏み台にしてしまい、てっぺんの紙が破れる&ひっくり返って中の液体がこぼれる、という事件が発生してしまいました。

すぐに気づけばよかったのですが、こぼれた液は無臭ですし、しばらく気づかず放置してしまいました。

そんな押し入れは水浸し。乾いたかと思っても、空気中の湿気を吸ってまた濡れる。

吸湿剤の成分は、入れ物から飛び出てもなお、己の使命を全うし続けます。

そこで、除湿剤の液がこぼれた上に放置してしまった場合の対処法で、重曹が効果的だったのですが、さらに効果があった方法があったので紹介します。

うちの場合は、相当奥深く染みてしまっていたので、夏の湿度が高い時期になるとまた濡れてきました。

やはり、なるべく早い対処が必要なのと、完全に除去できる方法ではなかったことを先に記しておきます。

まずは、重曹を使用した方法の動画。実際の様子など動画でご覧ください!

除湿剤に貯まっている液は、水じゃない

水取りぞうさんのような除湿剤を置いておくと、湿気を吸ってどんどん液体が貯まって行きます。

あの液体は、空気中の水分がトラップされて貯まっているのではなく、空気中の水分を吸った塩化カルシウムが個体から液体に変化したものです。

なので、貯まった溶液は、塩化カルシウム溶液です。

液体になった塩化カルシウムが付着すると、乾燥すれば乾いたように見えますが、空気中の水分が高くなると再び吸湿を始めて液体化し、付着している部分が濡れたようになります。

なので、成分である塩化カルシウムを除去しなければ、乾燥と液体化を繰り返すのです。

公式が紹介する対処方法

⇨エステー:ドライペット

エステーさんが出しているドライペット。成分は塩化カルシウムで水取りぞうさんも同様の成分です。

公式が対処方法について動画を出しているので、貼っておきます。

とにかく、水拭きと乾拭きを繰り返して、塩化カルシウムがなくなるまで拭き続けるというのが対処方法として紹介されています。

こぼしたらすぐ拭く場合の対処法となっています。

こぼした上に放置してしまった場合

こぼしてすぐに拭けば、押し入れに染み込むこともなく、水拭き乾拭きも数回やれば完全に取ることができるでしょう。

しかし、放置してしまった場合!押し入れに染み込んでしまい、なかなか取れません。公式の提案するように、水拭きと乾拭きをしっかり繰り返してみるものの、日中乾いたかと思いきや、夕方になると気温が下がって空気中の水分が多くなるので、また濡れ始めます。

どうにか木に染み込んだ塩化カルシウムを簡単に除去することはできないものか、、、、。

という事で思いついたのが、「重曹」です。

重曹

CaCl2(塩化カルシウム) + NaHCO3(重曹:炭酸水素ナトリウム)で、炭酸カルシウムになります。

炭酸カルシウムは、疎水性の塩で、貝殻と同じ成分です。なので、ちゃんと拭き取らないと白く残ってしまうのは想定できます。

やり方

・重曹を撒いて水をかける

除湿液が付着した部分に重曹をかけるだけでは、どうにもなりません。

塩化カルシウムにしても、重曹にしても、溶媒(水)がなければ反応しません。

なので、染みた部分に重曹を先に振りかけて、のちに少量の水をポタポタさせて重曹を溶かし、トントン叩いて馴染ませて、水拭き乾拭きを繰り返します。

・重曹溶液をふりかける

先に重曹を溶かした溶液をスプレーするのも有効です。

しかし、薄い重曹溶液では、全然反応が進まないので、飽和溶液でやるのがポイントです。

上記と同様に、スプレーした部分をトントンと叩いて馴染ませて、水拭き乾拭きを繰り返します。

<ポイント>

・重曹は飽和溶液を使う

重曹をちょっと溶かした溶液では、全然炭酸カルシウムができる感じがしませんでした。

重曹の飽和溶液でやるのが良いです。

・トントン叩く

結晶化は物理的な刺激を加えることで結晶化が進みやすくなります。

理科の実験で、再結晶をさせる際に、ビーカーの壁を擦ると一気に結晶化するやつです。

理科の実験は、純粋な結晶を採取するために丁寧にゆっくりやりますが、こちとら、塩化カルシウムをどうにかしてでも除去したいので、とにかく、しっかり反応させるためにもトントン攻撃は効きます!

<注意>

動画では、あやコマは素手でやっておりましたが、手が荒れるといけないので、手袋等をしてやってみてください。

重曹よりも強力に吸湿剤を除去できるアレ!

お待たせしました。

先に紹介した重曹よりも強力に吸湿剤を除去できたアレとは!!?

エプソムソルト(硫酸マグネシウム)です!

実験には、エプソムソルトの入浴剤が家にありましたので、↓を使いました。

硫酸Mgと塩化Caが反応すると、硫酸Caと塩化Mgができます。

硫酸Caは、いわゆる「石膏」です。そして、塩化Mgは、いわゆる「にがり」(豆腐を作る時に使うやつ)の成分の一つです。

なので、変な気体が発生するとか、熱が発生するということも無く、吸湿剤の塩化Caを反応させるくらいの量なら人畜無害の安全な反応です。

圧倒的に、重曹よりも反応が良く、しっかり馴染ませて水拭き・乾拭きを1回するくらいで取れました(詳細は動画を参照!)。

エプソムソルト

エプソムソルトは、入浴剤としてもかなり優秀です!

体がぽかぽか温まり、冬の時期には最高です!

今回使用したエプソムソルトは、ヒノキの香り付きでした。とはいえ、すぐに香りが消えるのですが、押し入れに使用するにもヒノキはおすすめです。

このエプソムソルトシリーズは、色んな香りも試せるパックもあって、使ってみた結果からヒノキを選びました。

入浴剤としても、吸湿剤をこぼした時にも使えるのでw、常備しておいても良いかもしれませんw。

まとめ

除湿剤(塩化カルシウム)の液をこぼしてしまった上に、放置して染みてしまった場合の対処方法について、飽和重曹溶液も有効ですが、さらに、エプソムソルト(硫酸マグネシウム)がさらに有効であることがわかりました。

重曹では、完全に除去するには根気が必要で、重曹溶液→馴染ませる→水拭き⇄乾拭きを繰り返さなければなりません。しかし、ただ水拭き⇄乾拭きを繰り返すよりは、簡単に除湿剤を除去できました。

エプソムソルト(硫酸マグネシウム)では、水拭き・乾拭きも1回くらいで、正直、乾拭きだけでも十分吸湿剤を除去する事ができました。

追記:しかし、夏の湿度の高い時期には、押し入れが濡れる現象が起こり、相当染み込んでしまっていたのと、完全に除去するのは難しいことが判明しました。

猫が押し入れに入る可能性のある所には、液が貯まる製品ではなくて、単純な乾燥剤タイプの物を選ぶようにしようと思いました。

繰り返し使えるものもあるようです。

シートタイプのものも

季節物を入れている押し入れは、なかなか開ける機会がなく、気づくとこぼれていた!なんてこともあるかもしれません。

同様の状況になってしまった方にとって参考になれば幸いです。

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コマ∞コウのシェア日和
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